2010年02月18日
私のまちづくりの原点:科学史について
まちづくり1000人会のみなさま こんにちは。
(ノーベル賞・湯川秀樹のルーツ・和歌山市に記念碑を!)の活動をこれからしていきます溝畑こと、のりひろ、和歌山市出身です。よろしくお願い致します。日本科学史学会・日本物理学会で活動しているメーカーの技術者(50代)です。
みなさんのまわりには、ノーベル賞の風が吹いていますか?ビュンビュン吹いているという方はそれほどいないと思います。いま和歌山市には、昨12月から少し吹きだしました。
以前12月16日開催の、湯川秀樹博士ノーベル物理学賞受賞60周年記念事業「きのくに科学教育シンポジウム」 をMLでご紹介致しました。このHPには、ラジオ番組(1月23日)があり、生徒の生の感想が聞けます。
「湯川秀樹のルーツが和歌山市にある」と聞いて驚かれる方も多いでしょう。秀樹の父、小川琢治は和歌山中学、母方(小川小雪)の祖父、小川駒橘は和歌山城の武士だったのです。小川琢治の墓は、代々の小川家の墓とともに、堀止西の万性寺にあります。
今日は、私のまちづくり活動の原点となっている科学史(物理学史)というものをご紹介させて下さい。例えば、ニュートンやアインシュタインに関する本は世にたくさんあります。これらの本はどうやってできたかというと、彼らの論文を読んだり、彼らが研究した大学や生誕地を実際に訪れて、保存されている手紙を調べたりして書かれています。学会ではそうして調べたことを発表し、本にしたりします。
学会には、大学の先生だけでなく、私のように個人もいて、活動形態は、本の出版だけでなく、講演会や今度着手する記念碑の建立など、さまざまなものがあります。
私は超伝導の科学史が専門で、毎年、発表しています。
超伝導研究でのノーベル物理学賞は次があります。
受賞年:受賞者:研究業績
1913 K.オンネス:ヘリウムの液化に導いた低温での物性に関する研究
1972 バーディーン・クーパー・シュリーファー:BCS理論という超伝導の基礎理論
1987 J.ベドノルツ、K.A.ミュラー:高温超伝導体の発見
2月13日(土)、家族で大阪に行き、息子(中3)と大阪市立科学館に行きました。私は超伝導を研究しているので、サイエンスショーが目当てでした。20-30人の家族連れが観覧しました。超伝導とは特定の物質を-200度Cに冷やすと、電気抵抗がなくなる現象のことで、また強力な磁石になります。詳しくは動画を見て下さい。1911年に発見されたこの現象は、リニヤモーターカーの磁石や医療機器のMRIに応用され始め、世界中で研究されています。
このように物理学は、湯川博士の素粒子だけでなく、重要な未来技術が対象となります。(ノーベル賞の風)
(ノーベル賞・湯川秀樹のルーツ・和歌山市に記念碑を!)の活動をこれからしていきます溝畑こと、のりひろ、和歌山市出身です。よろしくお願い致します。日本科学史学会・日本物理学会で活動しているメーカーの技術者(50代)です。
みなさんのまわりには、ノーベル賞の風が吹いていますか?ビュンビュン吹いているという方はそれほどいないと思います。いま和歌山市には、昨12月から少し吹きだしました。
以前12月16日開催の、湯川秀樹博士ノーベル物理学賞受賞60周年記念事業「きのくに科学教育シンポジウム」 をMLでご紹介致しました。このHPには、ラジオ番組(1月23日)があり、生徒の生の感想が聞けます。
「湯川秀樹のルーツが和歌山市にある」と聞いて驚かれる方も多いでしょう。秀樹の父、小川琢治は和歌山中学、母方(小川小雪)の祖父、小川駒橘は和歌山城の武士だったのです。小川琢治の墓は、代々の小川家の墓とともに、堀止西の万性寺にあります。
今日は、私のまちづくり活動の原点となっている科学史(物理学史)というものをご紹介させて下さい。例えば、ニュートンやアインシュタインに関する本は世にたくさんあります。これらの本はどうやってできたかというと、彼らの論文を読んだり、彼らが研究した大学や生誕地を実際に訪れて、保存されている手紙を調べたりして書かれています。学会ではそうして調べたことを発表し、本にしたりします。
学会には、大学の先生だけでなく、私のように個人もいて、活動形態は、本の出版だけでなく、講演会や今度着手する記念碑の建立など、さまざまなものがあります。
私は超伝導の科学史が専門で、毎年、発表しています。
超伝導研究でのノーベル物理学賞は次があります。
受賞年:受賞者:研究業績
1913 K.オンネス:ヘリウムの液化に導いた低温での物性に関する研究
1972 バーディーン・クーパー・シュリーファー:BCS理論という超伝導の基礎理論
1987 J.ベドノルツ、K.A.ミュラー:高温超伝導体の発見
2月13日(土)、家族で大阪に行き、息子(中3)と大阪市立科学館に行きました。私は超伝導を研究しているので、サイエンスショーが目当てでした。20-30人の家族連れが観覧しました。超伝導とは特定の物質を-200度Cに冷やすと、電気抵抗がなくなる現象のことで、また強力な磁石になります。詳しくは動画を見て下さい。1911年に発見されたこの現象は、リニヤモーターカーの磁石や医療機器のMRIに応用され始め、世界中で研究されています。
このように物理学は、湯川博士の素粒子だけでなく、重要な未来技術が対象となります。(ノーベル賞の風)
Posted by のりひろ at 21:16│Comments(2)
│報告・発見・お知らせ
この記事へのコメント
すごい!力作の投稿、ありがとうございます。
「新米課長日記」ばかりで、当ブログのウオッチャーも飽き飽きかも。
どんどん、新コンテンツ、増やしていきましょうね。
「新米課長日記」ばかりで、当ブログのウオッチャーも飽き飽きかも。
どんどん、新コンテンツ、増やしていきましょうね。
Posted by 新米課長 at 2010年02月18日 21:33
他の会員にもがんばってほしいものです。
Posted by のりひろ at 2010年02月22日 22:23