2010年06月10日
新米課長日記(2010/6/10)その2
200周年を迎えるために、本気で!
帰ってきました。やっぱり、和歌山は良いなぁ。
帰路、久々に乗った南海フェリーの甲板に出て、和歌山港が近づいてくると、紀の川や和泉山脈の香りがするようで、たった1泊しか県外泊はしていないのですが、めっちゃ故郷が恋しくなりました。
視察先の高松丸亀町商店街と和歌山市の中央商店街(ぶらくり丁)、相撲にたとえると、横綱と幕下ぐらいの違い(ぶらくり丁さんごめんなさい、規模や取り組み、哲学、人材など全てひっくるめてです)があるなと感じました。
高松のやり方をそのまま真似しても、うまくいかないのは自明です。ただ、本当に次世代にまち(商店街)を引き継ぎたいのなら、『「やる気」の問題でなく「本気かどうか」が問われている』との、丸亀町商店街古川理事長の言葉が耳に残りました。
再開発のテクニカルな部分は、机上で勉強したものと同じでした。しかし、青年部から足かけ20年以上関わってきた古川理事長の商店街再生にかける思い、迫力に圧倒されました。
哲学をお持ちです。その背中を見ていれば、まわりはついてきてくれます。
なぜ商店街に客足が向かないか。
駐車場がないとか、そんな問題ではなく、買いたい物を売ってないんです。欲しいサービスがないんです。行きたくなるまちでないんです。
それを受け止めて、どんな商店街に変えていけばよいか、そこに行政の立ち入る隙間はありません。
商店街自身が本気になって考える以外にありません。
八方美人の行政にまかせず、民間主導の計画を行政が支える構図が成功の鍵と強調されていました。
商店街でせっかく手間暇かけて実施したイベント、一時的に人が集まっても売り上げに結びつかない、交通規制に協力してもらった交通事業者も売り上げ減。
商店街のイベント担当者も疲弊して、孤独感。新しい取り組みにいきつかず、マンネリ化。
古川理事長は「負のスパイラル」とおっしゃっていましたが、思わず頷いてしまいました。
「土地」という本質的な問題に手をつけずして、商店街再生の道はないというのが、予想してはいましたが、結論です。
今回残念だったのは、今回の商工会議所の呼びかけによる視察研修会に参加いただいた中央商店街関係者が1名だけだったこと。
今月20日(日)に開催される第2回ぶらくり文化祭『ぶらくり温故知新』では、私もパネリストの一人として「ぶらくり丁200周年に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションに出させていただきます。
ここでもうネタばらしをしてしまうと、私の発言骨子は「今年180周年を迎えたぶらくり丁の200周年、本気になって行動しないと200周年はありえない!」
帰ってきました。やっぱり、和歌山は良いなぁ。
帰路、久々に乗った南海フェリーの甲板に出て、和歌山港が近づいてくると、紀の川や和泉山脈の香りがするようで、たった1泊しか県外泊はしていないのですが、めっちゃ故郷が恋しくなりました。
高松のやり方をそのまま真似しても、うまくいかないのは自明です。ただ、本当に次世代にまち(商店街)を引き継ぎたいのなら、『「やる気」の問題でなく「本気かどうか」が問われている』との、丸亀町商店街古川理事長の言葉が耳に残りました。
再開発のテクニカルな部分は、机上で勉強したものと同じでした。しかし、青年部から足かけ20年以上関わってきた古川理事長の商店街再生にかける思い、迫力に圧倒されました。
哲学をお持ちです。その背中を見ていれば、まわりはついてきてくれます。
なぜ商店街に客足が向かないか。
駐車場がないとか、そんな問題ではなく、買いたい物を売ってないんです。欲しいサービスがないんです。行きたくなるまちでないんです。
それを受け止めて、どんな商店街に変えていけばよいか、そこに行政の立ち入る隙間はありません。
商店街自身が本気になって考える以外にありません。
八方美人の行政にまかせず、民間主導の計画を行政が支える構図が成功の鍵と強調されていました。
商店街でせっかく手間暇かけて実施したイベント、一時的に人が集まっても売り上げに結びつかない、交通規制に協力してもらった交通事業者も売り上げ減。
商店街のイベント担当者も疲弊して、孤独感。新しい取り組みにいきつかず、マンネリ化。
古川理事長は「負のスパイラル」とおっしゃっていましたが、思わず頷いてしまいました。
「土地」という本質的な問題に手をつけずして、商店街再生の道はないというのが、予想してはいましたが、結論です。
今回残念だったのは、今回の商工会議所の呼びかけによる視察研修会に参加いただいた中央商店街関係者が1名だけだったこと。
今月20日(日)に開催される第2回ぶらくり文化祭『ぶらくり温故知新』では、私もパネリストの一人として「ぶらくり丁200周年に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションに出させていただきます。
ここでもうネタばらしをしてしまうと、私の発言骨子は「今年180周年を迎えたぶらくり丁の200周年、本気になって行動しないと200周年はありえない!」
Posted by 新米課長 at 22:40│Comments(2)
│新米課長日記
この記事へのコメント
としちゃんです。下記の部分再掲しますが、新米課長の見方に全面的に賛成します。
多数の人を巻き込んで大きなことを成し遂げるには20年の歳月が必要であったとも思います。
高橋副町長の飯田のまちづくりも、生涯をかけた挑戦であったと思っています。
中心に誰が居たかは立場を問わず、最も情熱と哲学を持った方が推進者となるということで、本質的には立場を問うものではないのではないかと考えています。
中心となる推進者と時間をかけて賛同者になったチームで事を進めるのが問題の解決に必要な事項と思います。
新米課長殿も挑戦してみませんか!!
青年部から足かけ20年以上関わってきた古川理事長の商店街再生にかける思い、迫力に圧倒されました。
哲学をお持ちです。その背中を見ていれば、まわりはついてきてくれます。
なぜ商店街に客足が向かないか。
駐車場がないとか、そんな問題ではなく、買いたい物を売ってないんです。欲しいサービスがないんです。行きたくなるまちでないんです。
それを受け止めて、どんな商店街に変えていけばよいか、そこに行政の立ち入る隙間はありません。
商店街自身が本気になって考える以外にありません。
八方美人の行政にまかせず、民間主導の計画を行政が支える構図が成功の鍵と強調されていました。
商店街でせっかく手間暇かけて実施したイベント、一時的に人が集まっても売り上げに結びつかない、交通規制に協力してもらった交通事業者も売り上げ減。
商店街のイベント担当者も疲弊して、孤独感。新しい取り組みにいきつかず、マンネリ化。
古川理事長は「負のスパイラル」とおっしゃっていましたが、思わず頷いてしまいました。
「土地」という本質的な問題に手をつけずして、商店街再生の道はないというのが、予想してはいましたが、結論です。
多数の人を巻き込んで大きなことを成し遂げるには20年の歳月が必要であったとも思います。
高橋副町長の飯田のまちづくりも、生涯をかけた挑戦であったと思っています。
中心に誰が居たかは立場を問わず、最も情熱と哲学を持った方が推進者となるということで、本質的には立場を問うものではないのではないかと考えています。
中心となる推進者と時間をかけて賛同者になったチームで事を進めるのが問題の解決に必要な事項と思います。
新米課長殿も挑戦してみませんか!!
青年部から足かけ20年以上関わってきた古川理事長の商店街再生にかける思い、迫力に圧倒されました。
哲学をお持ちです。その背中を見ていれば、まわりはついてきてくれます。
なぜ商店街に客足が向かないか。
駐車場がないとか、そんな問題ではなく、買いたい物を売ってないんです。欲しいサービスがないんです。行きたくなるまちでないんです。
それを受け止めて、どんな商店街に変えていけばよいか、そこに行政の立ち入る隙間はありません。
商店街自身が本気になって考える以外にありません。
八方美人の行政にまかせず、民間主導の計画を行政が支える構図が成功の鍵と強調されていました。
商店街でせっかく手間暇かけて実施したイベント、一時的に人が集まっても売り上げに結びつかない、交通規制に協力してもらった交通事業者も売り上げ減。
商店街のイベント担当者も疲弊して、孤独感。新しい取り組みにいきつかず、マンネリ化。
古川理事長は「負のスパイラル」とおっしゃっていましたが、思わず頷いてしまいました。
「土地」という本質的な問題に手をつけずして、商店街再生の道はないというのが、予想してはいましたが、結論です。
Posted by としちゃん at 2010年06月13日 10:47
少し書き足りなかったので追加します。
200周年までにはまだ充分な時間が有ります。
折角関わりあったことです、最後までやり遂げませんか!!
新米課長殿
200周年までにはまだ充分な時間が有ります。
折角関わりあったことです、最後までやり遂げませんか!!
新米課長殿
Posted by としちゃん at 2010年06月13日 10:52